横浜インスパイアーズが燃えたHot Corps Night!

ご縁があって、この一年近く、横浜インスパイアーズの演奏を観てきたのですが、また新しい一面を観ることができました。

2月19日(日)に、新宿文化センターにて「Hot Corps Night」というステージでのショーを見せてくれました。

オープニングはPhontom of the Operaをドリル付きで、ステージ上をフォーメーションを次々と作りながらの熱演です。派手な演出はないが、熱いブラスとドラムの演奏と、4人(だったと思います)のカラーガードの情熱的な演技がぴったりの演出でした。さすがに人数がかなり多いので、ドリルはそれほど激しいものではなかったのですが、オープニングにはぴったりのレパートリーでした。

その後、ドリルはないけど、楽しそうに吹き続けるブラスとセットドラムがすばらしい演奏でひっぱるピットパーカッションによるコンサートとなり、Earth Wind & Fireのナンバーなど、マーチング/ドラムコーファンにはたまらないレパートリーがふんだんにちりばめられていました。十八番のスパニッシュ系サウンドもキラキラと輝いているようでした。

その後、ソロやスモールセクションのセッション風ステージとなり、セットドラムソロ、ピアノ&ドラム(小さめのジャンベのような楽器、ドゥンベック?)デュオ、ソプラノやトロンボーンフリューゲル、バリトンなど、次々とソロフィーチャーのナンバーが演奏されました。もちろんドラムセクション&ピットによるアンサンブルもありました。

興味深かったのはPat Metheneyの「First Circle」でした。この曲は強烈な変拍子で、リズムの複雑なのですがなんとか吹きこなし、しかもブラスの温かいサウンドでオリジナルのよさをうまく引き継いだアレンジと演奏になっていたように思います。途中、リズムの解釈の部分で違和感があるところもあり、スピード感が損なわれるかな、という部分もあったのですが、全体ではとても聞き応えのあるレパートリーでした。最後のほうのクライマックスでは、メンバーが加わってフルバンドでの大音量で盛り上がる、というのだともっとうれしかったかも。

あと、変な勘ぐりですが、ロンドンでやっていたCyberJamのレパートリーにこのFirst Circleが入っていたようなので、もしかしたら近いアレンジだったのかな、とか思ったり。この夏のBlast2にもFirst Circleが入っているととてもうれしいです。余談でした。

この「First Circle」でもそうだったのですが、ピットのPA特にセットドラムのボリュームが全体的にピックアップしすぎていたようにも思います。ソリストの演奏が聞きづらいところが何カ所かありました。前回のHCNのときも思ったのですが、鍵盤の音量が不足気味に感じました。アレンジ上でももっと音符を埋めてもいいかもしれなかったかもしれません。結構お休みしている曲もありました。個人的に、鍵盤楽器がずぅーっと奏でているのが好きなんだと思います。

やはりコンサートホールでの演奏のほうがサウンドは断然いいと思いました。ステージがちょっと狭そうでしたが、客性の通路や花道をうまく使って、窮屈さを感じさせない演出もとてもよかったです。

カラーガードのショーは「Rhapsody in Blue」で、5分以上はあったのではないでしょうか。短期間でこれだけの演技をやってのけてしまうなんて、感動ものでした。特にオールフラッグで、4列になって奇数列と偶数列が逆方向にスピンさせたところなどは完璧にタイミングがあっていて、ゾクゾクさせてくれました。

途中の休憩時間の間には、ロビーでドラムのメンバーがスネアを持ち込んで、3グループに分かれて、それぞれの持ちネタを披露していました。あの距離で演奏演技を観れるのは、お客さんにとって、すごく楽しい機会だと思います。

コンサート終了後、アンコールなしに終了のアナウンスが入り、客席側が「あれー?アンコールないのー」という雰囲気になりつつあり、実は前回のようにロビーで「September」を演奏しながらお見送り、という演出が待っていたのでした。ここで、お目当てのプレイヤーを探して、一緒になって踊っているお客さんも多数いらっしゃいました。

ただ、ホール内の導線上、客席のほうから出られなくなってしまっていたり、ロビーで出演者探しでお客さんがごった返しになってしまって、朝のラッシュのような状態になってしまっておりました。私自身はあの接近度がかなり苦手で、ちょっと苦しかったのが正直なところなので、ぜひ今後はご配慮いただけるとうれしいです。

全体を通してみると、会場スタッフの方が多数いらっしゃっていて、誘導や開演前のお客さんの携帯電源チェックなどをされていたのが好印象でした。これだけ充実したスタッフさんのコンサートは、ほかでなかなか体験したことがありませんでした。こちらもBravo!でした。

これからまた新しい年度が始まると思います。06年もすばらしいショーを楽しみにしています。
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by toshifme | 2006-02-21 05:21 | コンサート


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