2005年 05月 28日 ( 2 )

ミュージカルが好きなのはMarching熱からかもしれない

マーチングに初めてちゃんと出会ったのは、大学に入る時でした。

自分が入る大学には、ブラスバンドがあることは高校時代の先輩が入っていたので知っていて、ちょうど入学直前の3月下旬に、そのバンドのコンサートがあるということで、ある意味下見(ってかなりエラそうですが)のような気持ちで、見に行ったときに、ステージマーチングのプログラムもあったのでした。

入学後は迷うことなくそのバンドに入り、夏に入る少し前あたりから、マーチングの練習が始まりました。打楽器だったこともあってか、かなりマーチングにのめりこみ、演奏とドリルの両方に引き込まれていったのでした。

同じパートの先輩が一人暮らしだったので、時々みんなで集まってワイワイやっていたのですが、あるときアメリカのマーチングのビデオがあるという話になり、見せてもらったのが1997年DCIのファイナルでした。今でも覚えているのは、サンタクララバンガードのレスギンカがあまりに強烈なインパクトがあったからだと思います。

その後、DCIのビデオを通して、ドラムコーのショーをたくさん見ました。お気に入りのコーやプログラムに出会いました。お気に入りには、ミュージカルの音楽をつかったものが多かったのです。

映画音楽やミュージカルは、本来俳優たちによる演技とストーリーが中心となり、音楽がより深い表現を担うので、その音楽だけを取り出したプログラムが、これほど魅力的になるというのが意外でした。ドラムコーでのアレンジや演出がいかに秀逸か、というのをいつもそのあたりで感じます。

こうしたプログラムから、ミュージカルの音楽のほうから先に入って興味を持ち、実際の舞台を観るようになったのでした。アメリカ滞在中には、全国巡演のミュージカルを学生割引で年間に5つや6つを観ることができました。旅行でNYに行った時には、Broadwayでいくつか観ています。下記はどこかのドラムコーがDCIでショーをしており、いずれも名演です。


【もっとも好きなもの/印象に残っているもの】
レ・ミゼラブル
 とにかく音楽と演出のマッチングが秀逸だと思います。
 89年にCadetsがレパートリーにしてました。

オペラ座の怪人
 舞台の使い方やシャンデリアの迫力など、映像では感じられない
 魅力が満載でした。
 88年、89年SCVのショーがとても印象に残ってます。

【意外とよかったもの】
ロックオペラ TOMMY
 ロックバンド「The Who」のアルバムをモチーフにしたミュージカル。
 音楽、ステージパフォーマンスなど、楽しく観ることができました。
 90年BlueDevilsのショーで、ソプラノのハイトーンが印象的。

【かなり期待したのにあまり好きになれなかったもの】
ミスサイゴン
 残念ながらストーリーそのもの(ベトナム戦争)の視点がかなりアメリカ的で
 そのあたりが観ていてつらかった。音楽は絶品で、こちらから入った私の
 妄想というか、期待が大きすぎて、ミュージカルそのものはあまり感動
 できなかったのかもしれない。
 でも91年SCVのショーは私の中ではベストです。スコアはそこそこだったけど、
 ショーとしての魅力は満点でした。

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by toshifme | 2005-05-28 14:38 | Marching

左手の演奏家

先日、ふとテレビをつけたら、音楽関連のドキュメンタリーが始まろうとしているところでした。

ナビゲーターは西田ひかるさんで、ヨーロッパ数カ国を周る取材をするところで、なぜか「左手」に関するコメントをされていました。

番組は「奇跡のピアニスト」で、北海道の放送局がある高齢ピアニストにスポットを当てているものです。

TBS | 「奇跡のピアニスト」
http://www.tbs.co.jp/program/kisekinopianist.html

主人公の館野さんは、コンサート中に脳卒中で倒れてしまい、その後のリハビリでも右手が演奏できるまでは回復しなかったそうです。

そんな彼に、おなじ演奏家である息子さんが左手だけで演奏できるピアノ曲の楽譜をプレゼントしたそうです。

調べていくうちに、「左手だけで演奏できる曲」または「左手だけのために作られた曲」が存在していることがわかりました。いろいろな理由で演奏のための右手を失った人のために、多くの作曲家が作品を残していたのでした。

また、左手だけの演奏は、両手のそれとは少し異なり、より旋律や伴奏といった曲の構造が伝わりやすく、むしろ感情豊かでストレートに表現できるようになったそうです。

***

さて、自分に振り返ったときに、子供のころからずっと打楽器に触れて音楽を楽しんできたのですが、実は時々、自分の片腕が利かなくなって、スティックがもてなくなったり、突然音が聞こえなくなったりする夢を見ることがありました。

目が覚めて、その夢のことを思い出すととても悲しく、つらくて、実際に直面したら自分はどうなるんだろう、と考えますが、とにかく何らかの形で音楽に関わっていたい、ということだけははっきりとしていました。

もしかしたら、プレイヤーとしての道もあるかもしれない。そんな風に考えされてくれる番組でした。
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by toshifme | 2005-05-28 12:39 | よもやま話